紅烏の独り言

えいえんのにわか丸出しボーイ

憐れなVオタクの戯言を聞いてくれないか

そろそろVtuberの界隈について思うところがパンクしてきたので、手当り次第書き尽くしていきたいと思う。

前提として、嫌な部分からは目を背けた、とてつもない自己解釈を含む可能性があるから、ここでの情報を鵜呑みにしないように。

また平気でモデルだとか声優だとかなんとかいう話もするので、そういうのが嫌な純粋なオタクは今すぐUターンしてくれ。

 

さて、どこから話そうかな。

 

最初はやはり「ゲーム部」かな。

「ゲーム部プロジェクト」。割とVtuber文化の初期(この文化が始まったのが2017年末頃だとして)、から頭角を表したVtuber4人組。ポケモンとかスマブラとか中々上手で、たまに寸劇をしたりして、結構好きだった。

というのも自分自身がゲーム部の部長にTwitter自発を飛ばされて、そこから入ってハマっていった経緯がある。僕もポケモン対戦をちまちまやっていて、興味があって見たのがはじめである。

そしてある時、「彼女の声変わってね?」という話になった。そう、声優のサイレント入れ替えが起こったのである。事情としては、声優と事務所側のいざこざが激化し、声優側が辞めてやるという感じに持っていった、と記憶している。

ただ、ここでは事実がどうなってるかは後々に物議を醸すところで、さしあたりは「何も知らされずに声優が変わった」という点がファンの逆鱗に触れたように思う。その動画が投稿された"後"に企業側からその説明があった。声優が全員入れ替わる、と。

ただここでは企業側にVtuberというものを甘く見ていた節があるように感じる。

Vtuberは「配信者」である。決してアニメのキャラクターではない。サザエさんの波平の声優が変わろうが、彼は波平である。だがVtuberの中の人が変われば、それはもう「別人」が喋っている。茶風林が自分でカツオを叱ってるならそれは話は別だが、夢咲楓はあくまで自分の言葉でリスナーと話していたのだ。

企業側は「Ctuber」という言葉を使い、自分たちの言い分を表明した。ファンとの乖離が見えるところではあるが、この言葉から、僕自身は「彼らはVtuberという言葉に乗っかっただけだ」と感じた。

彼らは「他人のゲームプレイに声を当てるキャラクター」である…、企業の言い分にはこう考えると説明がつくのが、また嫌なところである。

寸劇まがいの動画を上げていたのも、キャラクターとして扱っているから、という話になるが、そもそもあの茶番は、配信の彼らの人格が土台になってるからぐちゃぐちゃしている。

とにかく、ゲーム部は最初からVtuberではなかった、というのが僕自身の最終的な見解だった。 

 

フォローを外す気にはいかんせんなれず、彼らのツイートはたまに見てはいるが、色々と精力的に活動しているようである。交代した声優の方たちは決して悪いことはしていないのだ。悪かったのは運営のVtuberというものの認識の間違いと、単純に前声優と上手くいかなかったところなんだろう。

 

次は、キズナアイに関して。

キズナアイ、この名前はVtuberを知らずとも、ネットで色々やってれば聞いたことある名前だ。Vtuberブームを引っ張って行った元祖とも呼べる。「バーチャルYouTuber」という概念を生み出した「親分」だ。

彼女の名前を出すと、やはり出てくる問題は「分裂」である。

 

キズナアイは突如、4人になった。

 

○号とナンバリングされ、ガワは同じで中身は違う。新たに3人のキズナアイが登場したのである。もちろんファンは困惑した。そしてファンの多くは実感した。「私たちが好きなのは『キズナアイ』ではなく、『キズナアイの中身』なのだ」と。

初代キズナアイはそのやんちゃでポンコツな感じが愛されていたのだと思う。それが別の声優によって分裂してしまうと、それを「キズナアイ」として括ること自体に、私たちは底知れない違和感を感じた(もちろん、彼女らを新しいVtuberとして推していくことは健全な一歩であることに異存はない)。

その後も中々ごちゃごちゃしている。初めはガワで何号のキズナアイか見分けることができず、かなり不評だった。これに関しては頭にデカいアクセサリーを付けることで解決が図られた。

だが4号が中々スキャンダラスな話になり(ここでは詳しく言えない、記憶があやふやなもので)、実質的に4号が消滅。3人で活動していくことになったキズナアイは順風満帆とはいえず、かなりの荒波の中を突き進んでいるようだ(初代キズナアイが辞めたみたいな話を小耳に挟みましたが、詳しく調べるのも面倒なのでもういいや)。

 

次は、やはり「アイドル部」の話になるでしょうかね。

電脳少女シロを擁する企業が、アイドル部として個性豊かな女の子たちをライバーとしてプロデュース。一躍話題となり、V界隈でも大きな存在になった。

ただ、そこでも声優関連の問題が起こる。2人のライバーが脱退し、他二人もほぼ無期限の休止のような扱いになっている。

脱退したライバー2人は個人として活動を再開し、片方は麻雀協会で一目置かれる存在になってたりする。

これも企業側とのいざこざがあり、その対応もかなり杜撰。詳しくは他サイトに投げるが、あることないこと書いてありそうなので、なんか揉めて辞めて、中の人は個人でやってて企業がそれを見て見ぬふりしてるって感じ。

こうなると残されたアイドル部ライバーが中々に大変そうで、企業のせいで辞めた2人のことを知っていてもノータッチでいく配慮をしなきゃいけないのが、見ていてぎこちなく感じる。

 

そういえば、このあたりで「Vtuber」という言葉があまり出てこなくなったが、昨今「Vtuber」で括られている彼女らは、もう「YouTuber」ではない。なんか日本語が変だが、「YouTuber」の定義や「Vtuber」の定義が日々変わっていて、現在の主力Vtuberはおおむね生配信を主軸に活動している。なので僕自身は彼女らを「ライバー」と呼んだり「V」と呼んだり定義をふわふわさせている。実際にじさんじはもう「Vtuber」ではなく「バーチャルライバー」と定義づけをしているように思う。

ただ「Youtubeで2次元キャラクターに自身を仮託して配信活動をしている者の総称」を「Vtuber」と称することになんら変わりはないので、やはりふわふわしているのである。

 

にじさんじの話が出たところで、企業系Vのスパチャの話をしよう。

スパチャ、スーパーチャットは、Youtubeにて、お金と共にチャットにコメントできるシステム。上限は確か5万円とかだったかな。1万円を超えると、文字のフチが赤くなり、通称「赤スパ」と呼ばれる高額スパチャになる。

YouTuberはYoutubeへの動画投稿を元に得た収益を元に活動している人種たちだが、古来彼らの収入源は広告費であった。だがこのスパチャというシステムが生まれたことによって、多くのファンを持つ配信者は、数時間の配信で数万円という収入を手にすることが出来るようになった。1回の再生で0.1円とかと言われている動画広告収入とは段違いである(めっちゃ俗っぽい話だが)。

Vtuberが生配信中心の活動にシフトしていったのは、間違いなくこのシステムがあるからだ。活動を続けてファンを増やし、チャンネルの収益化がYoutube側に認められることで、彼らはスパチャを得ることができる。現在の企業系Vのサクセスロードと言っていい(無論そこから歌動画やグッズやボイスなど、様々な収入も生まれる訳だが)。

大物のV達がこうして生配信中心の活動をすることで、特にスパチャの収入が見込めなかったり、スパチャを貰うスタンスにない大物Vtuberも、生配信を主軸に活動することが多くなった。全体の流行になったとも言える。

一つここで含めておかなければならないのは、このスーバーチャットというシステム自体になんら不正な点はない所である。Youtubeを生業にするものとして、まったくおかしいシステムではない。彼らが自らの才能によって得たファンからの気持ちである。芸能者としてなんら間違ったことはしていない。

最近はスパチャ関連で色々がやがや言われているが、スパチャというシステムが悪いのではない。悪いのはその使われ方、である。少し踏み込んでいきたい。

 

にじさんじのとあるライバーの3D化の際、「スーパーチャットをすることで、その分札束の3Dモデルがライバーに降り注ぐ」コーナーがあった。もちろんスパチャ乱舞。配信画面が一瞬フリーズするまでに至った。

この配信自体は面白いのだが、スパチャの使い方としてはなんともグレーゾーンである。企業側の悪ノリと言ってもいい。「お金とともにメッセージを送る」システムを完全に「お金をあげる」システムに昇華させてしまっているのは、あまり褒められたものではない。

 

ガチャ配信、というのも中々にグレーゾーンだと感じる。ホロライブに多いような気がする(ただの感覚で、調べた訳では無い)が、ゲーム内のガチャを回す配信だ。

実際いくつかガチャ配信のアーカイブなどは見ているが、これ系の配信ほど、スパチャの相対的価値が低いものはないと感じる。お目当ての何かが引ければお祝いのスパチャ、外れれば追い課金を示唆したり慰めたりするスパチャ。1000円とか1万円とかが平気で飛び交う世界だ。ライバー自身が金を注いでいるというのも心理にあるのかもしれないが、それこそすごい数の、すごい額のスパチャが飛んでいくから驚きだ。やはりこれも、スパチャというものを「お金をあげるもの」という扱いになってしまっている例と言える。

 

Twitterでいつぞや見つけた投稿が忘れられない。「Vへのスパチャはオタクのキャバクラ通い」。まさしくその通りである。好きな女の子にメッセージとともにお金を貢いで、あわよくば読んでくれるし、彼女たちを応援している満足感もある。かたや貰う方もそりゃお金貰えればライバーも企業も嬉しいだろうし、熱心なファンというものが可視化されているのだから(ライバー本人たちのオタクへの心情はさておき)、キャバクラとなんら変わらないだろう。似たような商売だ。

 

思いついたことを馬鹿みたいに書き殴ってて着地点が見つからない。強引にまとめると、Vtuberは中の人7、ガワ3で出来ているということ、スパチャ投げるのは程々にしとけ、ということだ。かなり薄い。

 

個人の名前とかゲームの名前とかもっと出せばもっと突き詰められるし、最近の権利関係の話とかもあるけど、今日はこれぐらいでいいや。

最後に、この文章は一介のオタクの意見・感想であり、決して個人への誹謗中傷ではないので悪しからず。

 

疲れたので以上。ありがとうございました。