紅烏のにわにわブログ 〜約束された勝利の急所〜

ドンカラス大好きにわかゲーマーの愚痴グチぐち。

先輩の威厳を保て

あっしは生徒会執行部に所属していた。何を好き好んであんな面倒なことを、と思う人種の方は一定数いるとは思うが、こうやって世話を焼きたがる人間にとっては適材適所ここに極まれりという感じの部活なのです(?)。

 

先日、その生徒会室に老害としてちょっと顔を出していた時のこと。現生徒会長のKが「先輩!新しく2年生が入ってきたんですよ!」と目を輝かせながら話しかけてきた。今の時期に2年生が入るとは珍しい。あっしはKの後ろにいた新入部員と思われるその後輩を見ながら思った。Kいわく。

「実はこいつもポケモンやってるんですよ」

こいつも、というのは、このKも我々と同じようにポケモン対戦勢であるってことだ。先日もガラガラを厳選してたら寝落ちして理想個体が消えてしまったと泣きついてきたのもこのKであった。

しかし「ポケモンやってる」というこの情報はかな〜り曖昧である。最もこの場合の多くはポケモン普通に遊んでいるタイプで、「A抜け5Vが〜」「スカーフボルトが〜」「同速抜き抜き調整が〜」と言うのが全くの異言語に聞こえるタイプだ。まあ要するにレート対戦に縁のないひとって事ですね。

しかしこの生徒会新入りの後輩Aはあっしの予想をテンガンざん*1ぐらいには超えてきた。

「最高レート1800ぐらいらしいですよ」

とK。な、なんだとぉ…?せんはっぴゃくう…?今までKと生徒会室で繰り広げられてきたポケモン会話はお互い最高レート1600代の馴れ合いみたいな会話だったので、はっきりいって異次元の風が吹いている。

ということでその後輩Aと少し話をしてみた。聞くところによると、対面構築を多く使用するらしい。なるほどなるほど…。あっしみたいな縛りがないとやる気が湧かないドM人種とは違うのだな。そいつは今日学校に3DSを持ってきてやがったので、それを開いてデータを眺めていた。そこで、

「先輩、今構築で迷ってるんですけど…。」

と相談を持ちかけてきたではないか!そう言うことなら仕方がない。生徒会に入って日が浅いキミと、先輩がコミュニケーションを取ろうではないか。

 

*1テンガンざん…ご存知ポケットモンスターダイヤモンド・パールに登場する地名。ここでは遥かに高いという意味で使った。

 

Aの3DSの画面に映っていたのは、ポケモンのボックスの場面だった。そこに登録されていたバトルチームは、カバルドンリザードン(Y)、キノガッサミミッキュの4体。思わず「なんやこの厨パァ!」と呟いてしまったよ。彼いわく、あと2枠を考えてほしいとのこと。

「サイクル重視の構築なんですよね〜。」

とA。サイクル、といえばあっしが最強と崇める戦術、「役割論理*2」の知識が活きるかもしれない。そんなことを考えていたら、Kにあっしが論者であることをバラされました。

 

*2役割論理…言わずと知れた最強戦術。相手のサイクルを崩壊させ、自らのサイクルを崩壊させない為に、高火力高耐久のポケモン(通称ヤケモン)を使用したパーティ(通称ヤーティ)で戦う。

 

さて件のパーティ。サイクル重視ということでカバルドンはステロ非採用(こおりのキバとか入ってた)。リザは普通のリザY。ガッサも特筆することの無い厨ポケぶり。ミミッキュはのろい型だった。さて、このPTは何がキツいんだ…?

しかしこういう時に推すポケモンと言ったら奴だろう。そう、第6世代の恐妻メガガルーラである。このパーティの完成度ならとりあえずノーマル入れとけばなんとかなるし、メガ枠もまだひとつなので、とりあえず入れとけ的な。シャドバで言うところのビショップクラスの愚神礼賛*3みたいなもんである。

 

*3愚神礼賛…ブロンズのアミュレットカード。カウントダウンは2。ファンファーレでカードを1枚引き、ラストワードで相手のランダムなフォロワー一体を破壊する。汎用性が高い。

 

この提案、最高レート1800のAに「あ、無くはないっすね」とあっさり受け入れられ、ORASから輸入したという「グロパンガルーラ」という悪魔の兵器を持ち出した。順調にもこう先生がみたら卒倒しそうな厨パが出来上がっている。

 

そしてあと1枠。最高レート1800(シツコイな)のAのボックスを適当に漁っていると、中々豊富なポケモン達が「いまかいまか」と出陣の時を待っている。ちょっと汚いのが気になるが…。っておい育成済みと厳選済みの準伝をごっちゃにすんじゃねえ!とブツクサ言いながら眺めてると2匹のポケモンが目に止まった。テッカグヤクレセリアだ。

 

ごっつごつの要塞ポケモン。こいつはサイクル重視ならうってつけだろう。この2匹はマジでダイヤモンドの100倍は硬いので(誇張)、概ねこの方針で決まった。相性としても悪くないべさ。

そこでAに「ゲッコウガどうします?」と鋭い指摘を食らったが、あの変幻ガエルのことを考えてたら構築なんてあったもんじゃないので無視した。

 

そして持ち物の兼ね合いでゴツメをクレセに渡してカバに混乱実だとか、カグヤは両刀にするか性格はどうするか、とかいう、周りにいた後輩女子からすると「???」な会話をあっしとKとAの間で繰り広げた。

 

ここであっしも生徒会室を出ていく時間になった。久々にポケモンの話が出来て非常に楽しかったなあ。こういうコミュニケーションって大事だなあ。と一人ホクホク顔をしているとAにこんな声をかけられた。

 

「先輩、ポケモンめっちゃ知ってますね!

 

あっし、途端にうろたえ「ま、マァ先輩だしね…結構やってるからネ…」とかなんとか呟きながら生徒会室を後にした…。