ポケモンの「改造」という闇を考える
どうも。
あっしの周りのポケモン界隈には触れてはならないワードでは、と感じさせるものがございまして。
本日はその中でもかなりアンタッチャブルなワードを掘り下げ、あっしなりの見解を述べていき、考えていきたいと思います。
…タイトルにもあるように「改造」についてです。
あなたは「改造」 をどう思いますか?
1、改造とはなんなのか
ここで扱う改造はポケモンのゲームにおける改造だと思って頂ければ。
改造とは、正規ではないツールを用いてゲーム内のデータをいじくりまわし不正なデータを作成すること、ですね。
具体的に例を出すと「色違いを量産する」「1ばんどうろの草むらからLv100の伝説ポケモンが出てくるようにする」「本来なら覚えられない技を覚えさせる」等々…。
改造することでそのポケモンのデータは不正なものとなり、正規のデータではなくなります。
ゲーム会社側も近年は対策を打っており、ゲーム機の更新をするときに不正データを確認した場合、データが消えたり、ゲーム機が動作しないようになります。
2、改造行為の違法性
「法律」という権威を括りに提言するのであれば、「改造は違法、アウト」ですね。
具体的に言えば、電子計算機損壊等業務妨害罪、器物損壊罪、著作権侵害などの法律に触れることになります。
…いま挙げた法律に触れる状況は「改造データをインターネットに繋げた場合」が主だと思ってもらっていいかもしれません。
しかし、著作権を侵害している、データを改ざんしている、というのは実際それが大衆の目に触れないと、一切分からないところ(こういうのを親告罪というんでしょうか、…ちょっと違うか)。
3、例とともに比較
別の例を出してみましょうか、専門外の話ですが、法律には法律の例を出してみます。
あなたが歩行者として、信号を渡ろうとしています。
すると目の前の信号は点滅しだしました。
ここであなたが渡ってしまうと、法の触れ具合としては「オフラインで改造をした」ということと、同義になってしまうのです。
道路交通法 第2条にこのような記述があります。
人の形の記号を有する青色の灯火の点滅
一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。
二 横断歩道を進行しようとする普通自転車は、道路の横断を始めてはならないこと。道路交通法第2条より抜粋
点滅中に横断歩道を渡り始めることは違法、であり、ポケモンの改造と同じですね(罰則の程度は別として)。
簡単にまとめるとこのような言い方が出来ます。
歩行者信号 ポケモン
青で渡る 改造をしない
点滅で渡る(違法 オフラインで改造を
だが人の目には する(違法だが人の目
触れない) には触れない)
赤で渡る(違法で オンラインで改造を
車の邪魔になる) する(違法で正規プレ
イヤーの邪魔になる)
赤で渡って、事故 オンラインで改造し
をする(信号無視で 通報される(BAN、最
道交法違反による 悪逮捕)
逮捕)
「信号点滅での横断」と「オフラインでの改造」は共に違法ではあるものの、余程のことが無い限り取り締まられることのない「限りなくグレーゾーンな行動」であると、結論づけることが出来ます。
4、あっしの所見
…ここまで簡単に書き連ねてきましたが、ここであっしの”意見”を述べさせてもらいます。
あっしは「結果他人に迷惑をかけないのであればなんとでもやれ」というポリシーを掲げています。
なのであっしとしては「オフラインの改造にまでとやかく言う筋合いは無い」というのが正直な気持ちです。
勿論改造は改造であり、幾ら正規で生み出せる個体であっても、改造個体はオンラインに流した時点でデータ破損の危険性を孕んだ他人に迷惑をかける行為ですので、それはアウトでしょう。改造ポケモンを販売するという行為も同じく。こういう考え方をしています。
今回は法律という面から掘り下げていきました。司法に関しては門外漢なので、間違った情報がわんさかあるかもしれません。指摘していただければ。
また、この記事は改造を擁護している訳ではありませんし、あっし自身も改造をしたことがありません。
でも、皆さんに今一度考えて頂きたい。
「改造は絶対悪」と言って、改造プレイヤーをめったやたらに多くの人の目に晒したり、「過剰な正義感」からか、あろうことか勢いで住所を特定するということは、果たしてする必要があることなのでしょうか?
最後にもう一度問いましょう。
あなたは改造をどう思いますか?