紅烏の独り言

えいえんのにわか丸出しボーイ

ゼノブレ1大好きマンがゼノブレ2をクリアした感想と簡単な考察

まさか連続でゼノブレイド関連の記事を書くことになるとは。


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【注意⚠】

当然ですがゼノブレイド2のネタバレ満載です。そこのお前、クリアしてから読みなさい。


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先日、Twitterのフォロワー様から誕生日にいただいたゼノブレイド2をクリアしました。

 

結論としては、めーーーーーちゃくちゃいいゲームでした。そして、ゼノブレイド1やってて良かったってすごく思いました(語彙力)。

 

とりあえず初代(ゼノブレイド1のことね)のネタバレ無しでの感想を。

 

・ストーリー

ゼノらしく王道っすわ。初代と比べて全体的に明るく、ムービーも若干アニメ調でとっつきやすかったです。ゼノブレイド2の初報を見た時は「キャラデザ変わりすぎだな…」と思ったもんですが、今では「このキャラデザだからこそ!」って気分である。

メツが天の聖杯であること、そしてヒカリが真の姿(メツ目線)であることが分かった辺りから面白くなってきたと思います。

あと亀ちゃんイベントすき。さあ、バカなんだろ。


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・バトル

最初の方はわりとちんぷんかんぷんでした。主にブレイドコンボが。キャンセルとかは割と簡単に会得したし、ドライバーコンボも割と前作と似てるのでそこまで苦労はしなかったのですが、やはりブレイドコンボですね。

理解出来たのは、ヨシツネ戦でのチェインアタックの説明あたり。

 

「あれ樹形図だったの!?」って。

 

前情報は自分で規制していたので、ゼノブレイド2ダイレクトとか一切見てないんです。見た情報と言えば普段のニンテンドーダイレクトでの映像ぐらい。

クリア後にダイレクトみたらきっちりじっちゃんが説明してくれてましたとさ。

 

でもあのチェインアタックの仕様は素晴らしいと思う。

初代のチェインアタックはキャラのステータス(キズナとか)依存の所もあり運要素も絡んでいましたが、今作は事前にブレイドコンボをキメて属性玉を準備し、チェインアタックに入ってぶちのめす…と運を排除しているところが好感触です。ちなみにフルバーストはストーリー中1回しか使えませんでした。世界樹の法王直属のなんとかっていう名前のやつとのユニーク戦だったかな。それもプネウマちゃんの力があってこそだったし。

終盤はドライバーコンボがガンガン決まって気持ちいい。ブレイク、ダウン、ライジング、そして俺は産まれた時からスマッシュ!

 

レベルも同格ぐらいまで上げてたので、ストーリー上のボス戦で全滅したのは、世界樹でのシン&メツ戦とクラウスの幻のニア、トラジークだけかな。対ユニークでは何回も全滅してますけど。


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・フィールド

巨神獣(アルス)は表情豊かでほんとにいいフィールドばかり。でも滅びゆく世界なんだなあと思うと、ちょっと哀しかったり。


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グーラは未だに探索しきれてないと思う。レベル70ぐらいになったし、あの憎きメッサー・タオースを倒ーすつもりです(激うまギャグ)。次は縄張りバルバロッサかな…。


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インヴィディアは幻想的で、天気も綺麗なものが多い。ダイヤモンドダスト?みたいな天気だったり、花びら?みたいなものが舞ってたり。今はアーケディアからの難民で配給が足りなくて困ってるらしいのでなんとかしなきゃならない。

 

スペルビアは昼の音楽がすこすぎる。廃工場に向かう道でマムートやらの高レベル雑魚と追いかけっこしたのはいい思い出。後で聞くにはあれは正規ルートではなかったらしい。マジかよ。

 

ルクスリアは嫌な思い出しかない。というのも、ゲンブの頭に向かうまでの道すがら、天気がずっとエーテルの霧でした。お分かりの方もいるかもしれないが、レベル80代の雑魚ばっかり。ひいこらひいこら言いながら逃げ回ってました。なんかイカみたいなの飛んでるし、張り付いてるライアはでかいし、イベントムービー終わったらレクソスに見つかって瞬殺されるし。今度いい天気のときにゆっくり探索します。

 

リベラリタスもいい所だった。初代のエルト海を思い出す。怒りで回復封じしてくるあのドライバージャガールユニークは許さない。何回リベンジしたと思ってるんだ。

 

モルスの断崖で崖散歩をし、モルスの地あたりで「あれ…この世界…」となり、世界樹で割と確信めいてきました。このアルストの発端はもしや、と。

 

・UI(ユーザーインターフェース)

確かにわかりづらい所はある。個人的にあまり支障は感じなかったが、せめてtipsは見れるようにして欲しかった。…とかなんとか思いながら黄金の国イーラをちょっと触るとめちゃくちゃ改善されててビビリました。これだよこれ。

 

ブレイド

ストーリー終盤にはレアブレイドだけでパーティを固めてました。というか最初の同調で引き当てた風ナックルコモン(これは共通らしい)のヒデンくん以外、ストーリーではほぼレアブレイドしか使いませんでした(フィールドスキルでは使うけど)。

 


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↑(今ではこんな贅沢づかいも…)

 

レックスは早い段階で氷スピアのトキハと同調。スザクも頂いてレックスはこれでレア3人(ヂカラオももらえますが、スピアだしハナJSが地のままだったので、サブでした)。

ニアは加入後すぐに風ボールのイダテンを引き、中盤まで2人でしたが(途中で闇キャノンのアザミをひいたが、回復で固めたかった)、リベラリタス辺りで雷ナックルのザクロを引けたのでこれで3人。

メレフも加入後すぐに風ハンマーのイブキを引き、ワダツミももらえたので3人。風多すぎ問題。

ジークも加入後すぐにアーケディアの港で光キャノンのKOS-MOS Re:を引く。後で調べたらかなりのレアブレイドらしく、まあ確かにクソ強かったので納得(必殺技Ⅱがヤバい)。お前運悪くないやろ…。その後地アックスのメノウも確かニアで引き、オーバードライブしてこれで3人。

トラはまあ…。ラスボス直前でハナ強化のためTIGERTIGER!をしに戻った時にハナJDのクエに気づきました。

 

新キャラ入る度にブレイド同調してましたので、他にもグレンやユウオウなどを当ててます。クリア後もエピックでばんばん引いてます。

鋭い方はお分かりかとおもいますが、皆マスター職です。初代は攻撃防御回復のロールがキャラでほとんど決まってましたが、今作はこのシステムで自由に変えれますよね。でもやっぱりロールは揃えたかった。お前はアタッカーお前はヒーラーお前はタンク!って決めてやりたい派なのです。おかげでニアはずっとスタメンだったし、レックスとジーク、メレフとトラは同時にメンバーに入りませんでした。ニア、ブレイドとして中々使ってやれなくてごめんな…。

 

・キャラ

男キャラもかっこいいし、女キャラはえっち。ホムラとヒカリはその格好で天の聖杯はムリだと思う。メツを見習え、メツを。


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トラとハナちゃんに癒されっぱなしだったし、メレフカグツチポンコツかっこいいし、ジークサイカはギャップと夫婦愛がすごい。そしてニアとビャッコね。ビャッコは作中の男(オス?)キャラとして1番好きかもしれない。ニアはほんといい娘。立場的には負けヒロインだけど、彼女がいないと話成り立たないし。

マンイーターとしての自分を隠すという葛藤は非常に来るものがあった。ヴァンダムさんも、カスミちゃんも、もしかしたら救えてたかもね…。ネフェル皇帝を助ける覚悟ができたのはものすごくグッジョブだけど。


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イーラ組も終盤になるにつれ憎めなくなってくる。サタと心境一緒だったよ、法王庁を相手にしてると、敵味方が分からなくなる。

シンの最期も普通に泣いたし、ヨシツネも途中まではだいぶバカにしてましたが、ベンケイとの関係を明かしたうえでのあの最期は心に来た。

 

法王庁といえばマルベーニですよ。あのバックグラウンドがあるにしろ、相当なクズで笑ってしまった。正直そこまでの野心があったとはプレイヤー僕は見抜けませんでした(無能)。死んだカスミのことをどういう気持ちで見てたんだろうなこいつは。清々しいほどの外道でした。

 

ラストも泣きました。最近涙腺が弱くて困る。ハナの泣き顔はズルすぎるんだって。

でも戻ってきましたね、ホムラとヒカリ。

 

以前どこかで言ったような気がしますが、個人的にご都合主義な展開が嫌いなので、「あーそういう終わり方しちゃう?」ってちょっと思っちゃいましたが、最終話のサブタイトルが「そして少年は少女と出逢った」だし、よく考えたらコアクリスタルはレックスの手にあったので、天の聖杯は消えませんわね。プネウマにとっては賭けだったのかも。

そう考えるとそこまでご都合主義な感じもしなくなってきました。

でもこの終わり方だから丸く収まった感あるし、クラウスの幻で見たあの光景よりももっと幸せに過ごしてほしいなと思う所存。

 

ということで、感想はこんな感じです。黄金の国イーラと追加コンテンツは今からゆっくりやっていきます。ちなみにクリア時間は75時間でした。あまりクエストこなしてないです。

 

感想の最後に、ゼノブレイド2をくれた大根先輩、エキスパンションパスをくれたノテスキア、本当にありがとう。何かで返せたらいいなあと思います。

 

 

 

 

さて、

 

 

さあ、考察を始めよう。

 

 

【注意⚠】

この先はゼノブレイド1のめちゃくちゃなネタバレを書き殴ってますので、未クリアの方は絶対に見ないでくださいね。

そこのお前だ。感動を失うぞ。


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発売から2年が経とうとしてますが、簡単な考察を書いていきたいと思います。もうありふれてると思いますが。カグツチの日記ごとく残しておこうかと。

 

 

 

 

 

 

まさかこれだけの繋がりがあるとは思わなかった。

 


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↑(2のあのシーンは初代プレイヤーが鳥肌、いやターキン肌になったはず)

 

 

因果律予測

ヒカリの能力であり、ゲーム中のスキルでもある因果律予測。もうまんまモナドの力である未来視(ビジョン)ですよね(黄金の国イーラでのアーツ名もまんま「ビジョン」)。後にも語りますが、彼女が天の聖杯であるなら、その能力もうなずけるものがあります。

 

 

相転移実験とクラウス

最終話の初っ端のムービーで全てが吹き飛ぶ。直前までシン達の最期が「雨」のサブタイトルと共に感動的に描かれましたが、正直その後のこのムービーで興奮がマックスになってしまった。

 

その後の世界樹となる軌道エレベータービーン・ストーク」では、「ゲート」と呼ばれる物質が、戦争における最終兵器であるアイオーンを動作させるパワーとなっていた。しかし、その管理権限はクラウスという研究者にすべて移譲されていた…。

 

そう、このクラウスが行ったゲートの力による地球の相転移実験。もう何から何までゼノブレイド1のエンディングのあの実験です(「うわ…うわぁ…!」って言いながら見てました)。このクラウスはアルヴィースが見せてくれた「血と肉を持っていた頃のザンザ」ですね。


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↑(ゼノブレイド1の相転移実験)

 

そしてアルストの創造主としてのクラウスはこのザンザの半身。クラウスという人格が2つに割れたと考えるべきでしょう。

 

ゲートの力によって相転移された地球は消え去る。

多くはゼノブレイド1の次元に転移(海や空、ガラテアなんかもあちらに)し、ゼノブレイド2の次元には、クラウスの半身とモルスの地と呼ばれる地球の灼かれた地表が残ったという。

 

クラウスはレックス達に己の心の片面を再現した幻を見せました。これはクラウスも体験したことなのかもしれません。1のザンザと2のクラウスはかなり相反してます。

 

1のザンザ ⇔ 2のクラウス

 

自己の存続のための世界の破壊 ⇔ 消えたくても消えることのできず自己の罪を償う世界の再生

 

人間への失望(というより垢扱い) ⇔ 人間への期待(その後失望)

 

シュルクたちに拒絶される ⇔ レックスたちに受け入れられる

 

創造主クラウスは半身であるザンザの行動を予知している部分もあります(もうすぐ潰えると断言)。もう片方の人間に失望してきた自分を気の遠くなるほどの時間ずっと知覚してきたクラウスの心境は察するに余りある。

 

 

・補完された情報

アルヴィースの見せてくれたクラウスの映像は、あくまでアルヴィースの記憶です。実際の映像がゼノブレイド2のものだと思います。

 

機神メイナスの以前の姿とされていた研究員の女性の名前が「ガラテア」であることが判明しました。巨神ザンザが「クラウス」という本名を持っているので、そりゃメイナス以外の名前があります。

 

初代の映像はクラウスが独断で「純粋な好奇心」によって地球をおじゃんにしてしまった感じがありましたが、実際は滅びゆく世界と人類に絶望した科学者の憂いによる行動だったようですね。他の宇宙からエネルギーを得る「マルチバース・ジョイント(多元宇宙接続機)」であるゲートを使用した実験であったという情報も追加されました。

天の聖杯のコアクリスタルの形、ゼノお決まりの「ゾハル」。ゾハルは「あらゆる可能性を実現させる物体」でありますが、これはゲートとしてプネウマのパワーの元になっているだけではなく彼女の「思い描いた事象を発生させる」というチートじみた能力の源となっているみたいで。相も変わらずトラブルメーカーです。

 

 

プロセッサー・ウーシア

「トリニティプロセッサー」であり「天の聖杯」でもあるロゴス(メツ)、プネウマ(ホムラとヒカリ)、そして登場しなかったウーシア。

トリニティプロセッサー相転移実験にも使われたコンピュータであり、ロゴスとプネウマは天の聖杯として、アルストのブレイドの情報を蓄積する存在となっていました。

そして消えたウーシア。こいつはもう、彼でしょう。

 

そう、アルヴィースですよ。

 

シュルクの行く先々において人間の姿で助言を与え、そして最後は彼自身が「モナド(因果)」であり、そして相転移実験施設を管理するコンピューター」であると明かしました。


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彼が消えた第三のトリニティプロセッサー・ウーシアであるなら、彼こそが最後の天の聖杯なのでしょう。彼はザンザをも「摂理に設定された限定的な行使者」と扱うほど、超越した存在でしたが、ゼノブレイド2の天の聖杯も、全てを放棄したクラウスの代わりに世界を管理していたとみても差し支えないのかもしれません。

初めは神の僕だったが、後にそれを超えた働きをしていると判明する、というのは共通点です。

あと、彼が神となったシュルクの前に現れた姿(上の画像)は翠玉色で、ダイヤ型の光(見ようによってはゾハル型?)になってるのは、意識されてるのでしょうか。というのは考えすぎでしょうか。

 

 

・おわりに、ゼノブレイドDEへの期待


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2020年に発売されるゼノブレイド ディフィニティブ・エディション(完全版)。

これがゼノブレイド2を踏まえての構成になっているなら、後半のムービーの内容が変わってきそうです。

 

しかし、ボイスが新録されている気配が初報ムービーを見たところ無いので、新たな補完はあまり期待出来そうにありません(追加部分だけ今から収録するなら間に合いそうではありますが)。例の相転移実験のシーンは2のボイス使ったりして簡単にいじれそうですけど。

アルヴィースがウーシアであるということも拾ってもらえるとこれ以上なくアツいですね。

楽しみすぎる。ということで締めたいと思います。

いやあ、楽しかった!