紅烏の独り言

えいえんのにわか丸出しボーイ

「ゼノブレイド」ってどんなゲーム? ー全人類ゼノブレイドやれー

9/5に公開されたニンテンドーダイレクト。「スマブラSPDLC参戦ファイターの4人目に「餓狼伝説」のテリーの参戦が発表されたり、「ルイージマンション3」や「ポケモン剣盾」、「あつまれどうぶつの森」の新情報が公開されたりと、今回も盛りだくさんの内容だったのだが。

 

完全にトリで持っていかれた。

 


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2010年、Wiiで発売されたモノリスソフトRPGゼノブレイド」がHDリマスターされ「ディフィニティブ・エディション」としてNintendo Switchで発売されると発表されたのだ。

もう僕は、ムービー開始で流れたメインテーマの一小節で鳥肌が立ち、感動のあまりガチ泣きしてしまった。それほどまでに、僕にとって「ゼノブレイド」というゲームは人生最大のゲームなのである。

 

というわけで、今回はゼノブレイド」ってどんなゲームなのさということについて、ネタバレ抜きでご紹介したいと思う。「ゼノブレイド2やったし初代もやりたいなあ」「気になってたけど手が伸びなかった」「シュルクスマブラで知ってるけど…」という方に是非読んでいただきたい。

ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション(以下ゼノブレイドDE)」の購入の参考になれば幸いだ。

 

世界観、ストーリー

ゼノブレイドの舞台となるのは、どこまで行っても尽きない空と海だけの空間。そしてそこに鎮座する、日本列島並の巨大な体躯を持つ「巨神」と「機神」の二柱の神様の骸。

なんでいきなり死体なのかというと、太古の戦争において、二柱の神は相打ちで死んでしまったのだ。

 


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↑巨神(右)と機神(左)の戦争(Wiiゼノブレイド公式サイトより)

 

要するに神様の死体の上に生態系ができ、主人公たちが住んでいる。神の太ももに草原があったり、神の腕に雪山があったりするのだ。これだけでもすごい世界観。

 

主人公はご存知、シュルク


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↑「ゼノブレイドDE」のシュルク

 

シュルクたちの種族、ホムス(ヒト)は、二柱の神の片方、「巨神」に住む種族。

しかし巨神界の生物は、もう片方の神「機神」から飛来する「機神兵」と呼ばれる機械生命体によって、蹂躙されていた。

巨神界の希望は、先述した太古の戦争で、巨神が機神と戦う際に振るっていたと伝えられる神の剣「モナド」。

 


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モナド(ゼノブレイドDE初報PVより)

 

この神剣モナドシュルク達の冒険を中心に、巨神界と機神界の歴史、そして更なる世界の秘密が解き明かされるのであった…。

 

フィールド

巨神界に広がる表情豊かなフィールドは探索しがいがあり、歩き回るだけで楽しい。

 


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↑巨神脚(ゼノブレイドDE初報PVより)

 

スマブラSP」でもステージになっている「ガウル平原」を擁する巨神脚、幻想的な光景を楽しめる燐光の地ザトール、原始的な大自然の広がるマクナ原生林と、印象に残るフィールドは枚挙に暇がない。

一定の名所などに設置されているランドマークは、発見すればすぐさまワープが可能になるので、探索がダレることもない。また絶景の広がる「秘境」と呼ばれるスポットは、発見の難易度もあってその達成感が素晴らしい。見えるところに大体いける。これが2010年のゲームなのか?

そんなフィールドが冒険を彩っていく。

 

バトル、アクション

ゼノブレイドのバトルはシームレスに展開される。つまり「ドラクエ」などのRPGのように暗転→戦闘という流れではなく、フィールドにいる敵にそのままちょっかいをかけたりかけられたりするのである。敵の視界に入らないように戦闘を避けることも出来るし、普通の敵とバトルしていたらとんでもなく強い敵がバトルに入ってきたりもする。

 


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↑(Wiiゼノブレイド公式サイトより)

 

バトルでは、基本的に敵に近づいていれば自動で通常攻撃ができる。そして、さらに画面下部にパレットとして表示される「アーツ」と呼ばれる技を選択することで、戦略性のあるバトルが展開されるのだ。敵のヘイト管理、攻撃の位置取りなど、個性豊かなパーティメンバーで様々な戦い方が可能になる。

 

またゼノブレイド特有の戦闘システムとして、「未来視(ビジョン)」がある。

これは戦闘中にモナドの力によって少し先の未来を見えるというもの。バトル中突然発生し、致命的なダメージを受ける未来を見たなら、アーツによってダメージを軽減したり、攻撃を妨害することで未来を変えられる。

 

声優、音楽

ゼノブレイドの冒険とストーリーを盛り上げるのが、声優と音楽だ。

 

主人公のシュルクの声を務めるのは浅沼晋太郎。「生徒会役員共」の津田タカトシ役や「暗殺教室」の前原陽斗役などが代表的。また、主要キャラであるダンバンの声を務めるのは堀川りょう。「ドラゴンボール」のベジータ役でお馴染みだ。


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↑プロローグのワンシーン(WiiUゼノブレイドより)

 

その他にも玄田哲章中田譲治若本規夫など、ベテラン声優もゼノブレイドに参加している。

 

またゼノブレイドと言えば音楽、という人も多い。「キングダムハーツ」でおなじみの大御所・下村陽子がメインテーマや戦闘曲を手がけている。またACE+の手がける「名を冠する者たち」や「敵との対峙」、「機の律動」などはゲーム音楽でも屈指の名曲だ。上の3曲は「スマブラSP」でも聴くことができる。

 

やりこみ要素

街などでは住人からクエストを受けることができる。「ちょっとお花を集めてきて」とか「あの子と仲直りしたいの」というほのぼのしたものから、「借金取りを懲らしめて来てくれ」とか「息子の形見を探してくれ」とか「あの強敵を倒してきてくれ」とか、なかなかに骨の折れるクエストも多い。ていうかクエストの数が多い。冗談抜きに最初の街で10時間遊べる。

また街の人達に話しかけることで、人々の関係を知っていく「キズナグラム」というシステムもある。住人たちが本当に生きているように感じられ、その世界に没入できるのだ。

 

まとめ

いかがだっただろうか?ちょっと長くなってしまったが、これでもめちゃくちゃ文章を削っている。元の文章はこれの2倍はあった。

 

僕個人としては、このゲームはRPG好きなら絶対やったほうがいい」と断言出来るゲームだ。

正直な話、このゲームはWiiで発売されただけあって、グラフィックの面ではあまり優れているとは言えなかった。しかし今回はSwitchでHDリマスターである。その弱点はもはや克服したのだ(グラに関してはケチつけたらキリがないのだが)。


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↑初報PVラストシーン

 

またゼノブレイドは、前述の通りWiiで発売され、その後WiiUWiiバーチャルコンソールとして、またNew3DS専用で移植として、と3度リリースされた。

システムや世界観が継承されている「ゼノブレイド2」をSwitchで遊んで、「初代もやってみたい」と思った人もいるだろう。

じゃあ上の3つのハードを引っぱり出して…というのは中々敷居が高かったのだが、ついに初代ゼノブレイドがSwitchのソフトとして登場するのである。これはもうやってもらうしかない。

 

というかSwitchを持ってる全ユーザーにこのゲームをやってほしい

 

………あと最後に。実はゼノブレイド公式がすでにあるキャラクターのとんでもないネタバレを多方面で披露している。「ああ、あれのことかな」と勘づいた方もいるだろう。彼女のあの姿はゼノブレイド発売前のCMですらお披露目していたので恐らくタブーなネタバレではないはずだが、ここまで読んで何のことかさっぱり分からない貴方はこれ以上なく幸運なので、このゲームを是非遊んで欲しい。

また分かった方でも、そんなネタバレを「フン!」と鼻で笑えるとんでもないストーリーを誇るのがゼノブレイドなので、このゲームを是非遊んで欲しい。

 

では、あなたの巨神界での冒険の幸運を祈って、この記事を締めたいと思う。

…まあまだ、発売日は2020年中ってことしか分かってないんだけどな。