「もしかしてドンカラスって弱い?」
悪統一に限らず、タイプ統一パーティを組む時は基本的に弱点が被らないようにする。
まあ当たり前のことであり、とてつもない技の通りの良さを耐性やポケモンの能力や技などでひっくり返して勝利を掴むのがタイプ統一パーティの醍醐味である。これが決まった時の脳汁ドバドバ度は多分半沢直樹が決め台詞を放つ時のそれと勝るとも劣らないと思われる。
そんな中、悪統一パーティを組んでいたワタクシ紅烏は焦っていた。
…勝てねぇ……。
あっし自身の知識不足がかなり足を引っ張ってる部分があるので勝てないのは当然と言っては当然なのだが、毎ターン加速しやがる膝ニワトリだとか、ピカチュウの化けの皮を被った陰キャだとか、ポニ島に引きこもる守り神の恥だとかに蹂躙されるのがもはやお決まりレベルである。
そして、悪統一を始める前から嫁ポケであるドンカラスは、ほぼ絶対にPTに入れるようにしていたあっしの心にあってはならない綻びが生じ始めた。
(これドンカラスをバルジーナに替えたら勝てるようになるんじゃね…?)
今あちこちから「は?」「嫁ポケ捨てるのはないわ」「シャドバやめろ」とかいう様々な罵倒が聞こえてきた気がしますが黙れ黙れ。
ドンカラスはご存知の通り(?)紙耐久。等倍範囲で受けだしても確2にされること受け合いで、鈍足のドンちゃんは上から叩かれてオシマイだ。
そりゃやろうと思えば幾らでも活かしようはあるのだが、PT単位の改革が必要であり、そもそも時間もモチベもないあっしからしたら無理な話である。
ドンカラス→バルジーナにすることで「悪タイプには珍しい耐久型」「Aベトベトンとの物理特殊二枚岩」とか色々なメリットが生じてきて、いよいよドンカラスの立つ瀬が無くなってきている。
ポケモンについての知識は、ポケクラの中ではかなり下の方になるあっしだが、これはどう考えてもドンカラスをバルジーナにした方が勝率が上がると本気で思いだしていた。
一応試行錯誤はした。
「意地でも上から殴る」という確固たる意志の元、追い風をバルジーナやダーテングで吹かせ、スカーフドンカラスを死に出し、そこから無双というプラン。上から殴れるので、ブレイブバードかつじぎりで突破しつつ、自信過剰で攻撃力を上げる。ミミッキュが来れば(じゃれつくを外しでもしない限り)即落ち二コマだし、死に出しした相手のポケモンを落とせないとキツいものがある。ブレイブバードがぶっ刺さってないと勝てない。
受講生からすれば、おいうちふいうち神読型も捨て難いのだが、(⌒,_ゝ⌒)先生のような読みレベルはあっしは生憎持ち合わせてないのである。
ORASの時は「意地アローブレバ確定耐え調整」を施したチョッキドンカラスを主軸にしていたのだが、烈火ポケモンファイアローは見事劣化ポケモンに成り果てたので、この調整ドンカラスも現時点では「ちょっと硬いだけ」というアイデンティティしか得られてないのだ。
嫁ポケ愛だけでパーティに入るだけの、ひたすらかっこいい存在なだけなのだろうか。
なので神様。
新作でドンカラスに暴風と叩き落とすをください。
エアロブラストとデスウイングでもいいです………。