紅烏のにわにわブログ 〜約束された勝利の急所〜

ドンカラス大好きにわかゲーマーの愚痴グチぐち。

SCP-101410 - "大根先輩"

アイテム番号:SCP-101410


f:id:beni_sou:20170904220221j:image

 家屋内にて撮影され、ポーズをとるSCP-101410

 

オブジェクトクラス:Euclid

 

特別収容プロコトル:SCP-101410はサイト2525内の一般的な民家に収容されていますが、日常的な生活が許されており、経済活動も認められています。民家には外見上は何の変哲もありませんが、常に財団によって監視が行われるべきです。

SCP-101410との接触は、担当する梅本博士に正式書類による許可を得た場合了承されます。他の職員の監視下に置かれることを前提とし、接触を行ってください。

SCP-101410と趣味的なコミュニケーションを取ることは推奨されません。

 

説明:SCP-101410は、肥満気味の成人日本人男性です。外見に特に異常は見られません。日本の関西方面で使用される方言を話す事から、関西方面での出生と思われ、本人もそう語ります。また彼は自らを”大根先輩”と名乗ります。

 

SCP-101410と接触、または多少の会話をすることに危険はありません。しかし、SCP-101410の趣味の話を受け入れたり、語りかけたりすることで、SCP-101410の異常なミーム的特性が発現します。

 

SCP-101410と対話者(以下被験者)は趣味の会話を行いそれに同調すると、被験者はSCP-101410の主張に強く同意するようになります。その主張は論理的である場合、感情的である場合と様々ですが、どのような主張であっても対話をした被験者はSCP-101410の主張を受け入れます。

それが一定期間続くと、SCP-101410の言動を真似たり、コミュニケーションを取りたいという脅迫的な観念に囚われることが確認されています。

たこミームに長時間晒されると、被験者の思考に影響を及ぼし、利己的な感情に囚われるようになり、社会的に孤立すると認められています。また、性格も粗暴になります。

 

SCP-101410はSNS、動画投稿サイトにて活動をしています。ミーム的特性上、SCP-101410にこの活動を止めるように職員が説得したところ、SCP-101410は罵声を浴びせながら職員を[削除済み]したため、現在この試みは中断されています。

SNSや動画投稿サイトにおけるSCP-101410の主張や発言によってSCP-101410のミーム的特性に曝露した例は確認されていません。

 

付録2525-d:SCP-101410と梅本博士の接触ログ(一部抜粋)

(梅本博士は対ミーム予防処置を受けている)

〈ログ開始〉

梅本博士:SCP-101410、最近の調子はどうかね。

SCP-101410:そのえすしーぴー…なんたらっていうの、やめてくれんか。俺は大根先輩や。

調子…ボチボチやな。最近は課金してもええキャラが出えへん。

梅本博士:…そうか。大根先輩、SNSで過激な投稿をしているとの報告があったが、本当かね。

SCP-101410:自分ら何でも見とるんやな、気色悪い。ええやろ、■■■(SNS名)は何してもええ場所や。自分の投稿を見たくなかったら、フォローせんかったらええねん。

梅本博士:一理あるかもしれんな。

SCP-101410:せやろ。…君も仕事大変やな。俺も親に飯作ってもらってた頃が懐かしいわ。

梅本博士:ああ、しかし仕事にはやりがいを感じてるし、満足感もある。

(その後、SCP-101410と博士は20分ほど他愛もない雑談を交わす。)

SCP-101410:…そろそろ観たいアニメの時間やな、すまんが、引き取ってもらえるか。

梅本博士:そうか。済まなかったな、では私はこれで。会話は記録させてもらった。研究に役立たせてもらうよ。

SCP-101410:一体何の研究なんや…。まあええ、拡散とかせんのやったら自由に使い。じゃあな博士。

〈ログ終了〉

 

補遺#550-i:SCP-101410の趣味リスト

・ TVゲーム(主にモンスターを戦わせるRPG、”イカ”の陣取りゲーム)

スマホゲーム(偉人をキャラクター化し、それを集めたり戦わせるゲームなど)

・アニメーション(最近のアニメには概ね詳しく、造詣が深いとみられます)

・インターネット上で自由に発言が出来るSNS

・料理

・[削除済み]

 

このSCPと接触、または実験することで、発覚した趣味は、担当職員の承認後追加されるべきです。

 

-[警告  セキュリティクリアランスレベル2、またはそれ以上の者のみ以下閲覧可能]- 

 

補遺#9449-k:SCP-101410に如何なる思想的、宗教的、政治的活動をさせてはなりません。またそれらの活動をSCP-101410の”趣味”に規定することは許されません。SCP-101410のミーム的特性により、その思想は容易に拡大し、またそれらは暴徒化する可能性が指摘されています。

監視の継続において、SCP-101410のインターネット上の活動内でこのような思想を持つサイト・ページが閲覧出来ないようにする試みが、現在行われています。

 

 

覚書(20■■/■/■■付):このSCPには不明な点が大いにある。まず何故このSCPが収容された経緯が記録にないんだ?財団はどうやってこのSCPの異常性を突き止めたんだ?

そして、何故このような看過するレベルではないほどのミームを持つ対象に、日常的な生活が約束されているんだ?そして何故それに対し誰も違和感を抱かないんだ?

また何故このSCPはその状況で監視を続けている財団職員に疑問を持っていないんだ?

私はこのSCP-101410は現実改変、もしくは洗脳の能力を有していると提唱している。

これを世界を破滅に導く脅威的な物とまでは思わないが、彼もその能力を除けば、一介の自立した思考を持つ人間だ。このことを留意し、より強力な収容、監視が適正だと考えている。

                                                             __安武博士

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警告

以下の情報はレベル10/2000クリアランスの提示を要します。

許可無きアクセスは特別ミーム処置《颪》による意識の遮断後、クラスA記憶処理の対象となり、降格処分がなされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別ミーム処置《颪》発動

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…意識反応を確認。アクセス認可。

情報を表示します。

 

 

 …

 

 

 

 …

 

 

 

アイテム番号:SCP-101410

 

 

 オブジェクトクラス:keter

 

 

特別収容プロコトル:SCP-101410の収容は非常に困難です。しかし現在、サイト2525内の民家で、上級職員の監視によって形としては収容されています。SCP-101410がサイト外に感染しないよう、細心の注意を払うべきです。感染が確認され次第、感染状況が評議会に提出され特殊部隊により直ちに感染者の収容、終了が行われます。

SCP-101410を有する実体(SCP-101410-Aと規定)との物理的接触は、担当する梅本博士に承認要請がされますが、承認することは一部の例外を除き許されません。但し、電子メールなど文章による接触の許可は梅本博士に一任されます。

 

説明:SCP-101410は感染型の精神影響、及びミームです。口頭によってのみ伝染し、それは人間の思考や記憶に深刻な影響を及ぼします。

SCP-101410は通常、日本人成人男性の実体であるSCP-101410-Aを感染源とします。SCP-101410-Aは、SCP-101410の感染源である以外は普遍的な成人男性と同じであり、何故感染源となったかは不明です。SCP-101410-Aは、一般的な街を模しているサイト2525内で仮の経済活動が許されており、同サイト内ではこのミームに対する仮の予防処置が財団により施行されています。

 

SCP-101410はSCP-101410-Aが自身の記憶の中で「楽しいこと」「面白いこと」について話している際に、その能力を活発化させます。

SCP-101410に感染すると、SCP-101410-Aと同様な性質を持つSCP-101410の感染源になります。感染者はSCP-101410-Aと積極的なコミュニケーションをとることに喜びを感じることになります。そして、SCP-101410-Aの意見に忠実に同意するようになる性質を持ちます。この性質における危険性は補遺#9449-kを参照してください。

感染から1~2週間が経つと、SCP-101410の感染者のことを、非感染者に対し積極的にアピールする様になります。この行動はSCP-101410の感染を広げる危険性のある行動であり、この行動を防ぐ為にも感染者の収容、終了はSCP-101410の感染が確認され次第即座に行われるべきとされます。

感染から1ヵ月経つと、感染者は脱力感、無気力感、鬱などの症状に襲われ、社会的な態度を取ることが難しくなります。本人にSCP-101410に感染したという自覚はなく、これを単に気分の消沈と捉える場合が殆どです。

これ以上の時間が経過すると、感染者は自身の意識が次第に薄れ、性格が粗暴に変化し、また意味不明な文言を叫び出すようになります。

この状態からの変化は現在のところ見られていません。またSCP-101410-Aは最も初めにSCP-101410に感染した人類、もしくはSCP-101410の起源だと思われますが、上記のような変化は一切見られません。

 

SCP-101410の感染者に対する治療は今のところ確立されていません。

 

SCP-101410が発見、収容された経緯は記録に残っておらず、関係職員の記憶にも存在していません。これが過去の財団の意図的なものであるのか、SCP-101410の能力によるものであるのかを現在調査中です。

 

SCP-101410が文章や図画などによって伝染することはありません。また、画面を通したテレビ電話でのSCP-101410-Aとの接触でも感染は確認されていません。SCP-101410-Aや感染者との財団職員の接触は基本電子メールや手紙、メモなどで行われています。

 

電子メールによる接触記録《感染者;D-1800r》

No.1_20■■/4/26(16:12);送信

黒鳥博士:はじめまして。気分はどうだD-1800r。突然施設に収容させてもらったが、心持ちの整理はついただろうか。

君はとあるSCPの影響を受けている、心配することはない。チップをはめ込まれた訳ではないし、洗脳電波を浴びせられた訳でもない。施設で、ある程度自由に振る舞ってほしい。一応監視の目はあるし、他人と対面して話すことは許されないが。実験が終了次第、君は開放される。心配しないでほしい。

 

No.2_20■■/4/26(16:49);返信

D-1800r:丁寧にすまない。気分はそこまで良くない…な。猛烈に人と面を合わせて話をしたい。そんな気分だ。

Dクラス職員になったからには、それが仕事ってもんなんだろ?博士。また連絡してくれ。退屈なんだ。

 

 

 

No.7_20■■/5/12(08:02);送信

黒鳥博士:おはよう。健康状態のチェックをしたい。

 

No.8_20■■/5/12(08:29);返信

D-1800r:頭が痛い。それ以外は普通だ。

聞いてくれよ博士。"大根先輩"って知ってるか?ここに連れてこられる前、俺はあいつとゲームの話をしてたんだ(※注:D-1800rは収容直前、SCP-101410-Aと実験的な接触をし、口頭で談話を交わしている)。あいつとは話があってたまらなかった。あいつの言う事は全部正しい。また■■■(ゲームの固有名詞)の戦術について語りたいんだがなぁ。会わせて貰えないのか?

 

No.9_20■■/5/12(09:35);返信

黒鳥博士:残念だが、今の君には他人と対話する権限がない。この実験が終わり次第また会ってみると良いだろう。

 

 

 

No.21_20■■/6/3(23:11);送信

D-1800r:見てるんだろ?博士?俺は何のためにここにいるんだ?教えてくれよ。

 

No.22_20■■/6/4(04:56);送信

D-1800r:何もする気が起きない。ここからだしてくれ

 

No.29_20■■/6/4(12:29);送信

D-1800r:はやく

 

No.30_20■■/6/4(15:03);送信

黒鳥博士:どうかしたかD-1800r。気分はどうだ。

 

No.31_20■■/6/5(1:02);返信

D-1800r:いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

 

No.32_20■■/6/5(1:04);送信

D-1800r:うそつき

 

 

 

この後、D-1800rは奇声をあげながら異常行動を起こし電子メール送信機器を破壊。収容所内で麻酔を打ち込んだ後確保され、記憶処理が施された。

しかし、異常行動は改善が確認されなかったため、黒鳥博士の承認後D-1800rは終了された。

 

 

 

 

 scp euclid keter ミーム 人間型 記憶影響 精神影響 伝染性

 

 

 

 

 

 

 

 

…創作意欲が湧いてきたのでSCP-101410の真実を書き足してみました。大根先輩ごめんなさい。ゆるして。

実はこのSCPは不思議な人間ではなく、それが持つ精神影響そのものだった…と言う話です。

博士の名前はいろいろもじってます。梅本博士も安武博士も勝手にもじらせてもらってますごめんなさい。

ジョークと思って財団職員の皆さんに読んで頂きたいものです。